≪ 武川 清志朗さん プロフィール ≫
****************************************
大学卒業後
2009年 都内の企画制作会社に就職。(メディアやイベントの企画制作を主にする会社)
2013年 2011年の東日本大震災を契機に、都内の企画・制作会社を退社。
山梨県の観光部に非常勤職員採用。フィルム・コミッション専属となる。
2015年 公益社団法人山梨観光推進機構にプロパー職員採用される。
2023年 ジャパン・フィルムコミッション理事に就任。
現在に至る。
****************************************
フィルム・コミッション(以下FCと表記)とは…
映画やドラマ、アニメーション等の映像作品の制作支援を行う非営利組織。
現在日本には300もの組織・団体が存在する。国内で制作される映画やドラマなどの映像作品には地域で活動するFCが支援を行っており、地域の人々の協力が必要不可欠となっている。
FCの先進であるアメリカでは、政府や地元警察が進んで映画等の制作に協力しており、映像産業誘致による高い直接的経済効果が実証されている。
またコンテンツ(メディア)ツーリズムによる集客効果、SNSによる地域PRの拡散、周遊観光などで新しい地域活性の可能性を創出できるこということが近年評価・注目を集めている。
山梨だと年間で500~700件程の問合せがあり、その内150~200件が成立し撮影対応を行っている。日数換算だと実に300~370日の稼働となっている。武川さん自身(1日に2本以上の撮影をこなす身体…)は、山梨で言えばアニメ『ゆるキャン△』の初期の制作から映画、実写化までスタッフ兼プロデューサーとして関わっており、上映イベントでは声優や製作スタッフと一緒に舞台に上がったりもしている。(『ゆるキャン△』スタッフ対談インタビュー 第1弾 ~武川清志朗さん(富士の国やまなしフィルム・コミッション)~ – ニュース|アニメ『ゆるキャン△』ポータルサイト (yurucamp.jp))
この作品が近年のキャンプブームやアウトドアブームの先駆けとなり、山梨県では多くのアウトドア関連のCMやTV番組のロケ地として選ばれることが多くなった。国や行政、大学などの教育・研究機関からのインタビュー、現地視察対応も引き受けることが多く、FCによる地域の魅力再発見の注目も高まるばかりである。
大学時代の恩師の言葉通り、FCを通して地元山梨の変革(地域振興・魅力再発見)へと昇華させた軍師武川さんの智略は留まることを知らない。